パラオのダイビング・オプショナルツアーはネコマリンで。1984年にオープン以来、ダイビングをはじめパラオのオプショナルツアーのトータルケアを展開しています。 2004年にはショップもリニューアルしてマリーナ、プール、レストランも充実。世界遺産のパラオでラグジュアリーな時間をお楽しみください。
環境に優しく自然とともに♪
 スノーケリング ・ クラムシティ ・ ジェリーフィッシュレイク ・ ミルキーウエイ  ・ ビーチ ・ ダイビング
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パラオの自然とともに / パラオの環境・エコについて

楽しい海のレジャー♪ ダイビングに、スノーケリングツアー、ジェリーフィッシュレイクや、 ミルキーウェイ、ロングビーチに、カヤックツアー!!考えただけでワクワクしますね。
けれど・・・気づかないうちに小さいダメージを環境に与えているかもしれません。 私達も楽しい、自然も嬉しい、そんなツアーを目標に 自然との触れ合いを通して、皆さんと一緒にできることを取上げてみました。 パラオの素晴らしい自然と環境、感動をこれからパラオに旅行に来られる方、そして次の世代にも残していけるようご協力をお願いいたします。 パラオのいかなるもの(貝や砂、サンゴなど)を持出すことは、パラオの法律で禁止されています。 かわいい貝殻や、シャコガイなどが欲しい方はお土産やさんで購入してくださいね。

スノーケリング

自然環境になるべく影響を与えないように、優しい気持ちで楽しく遊びましょう♪
スノーケリングでは、フィンでサンゴを傷つけたり、折ったりしないようご協力をお願いします。

浮力の有効活用とスノーケリングの正しい姿勢・海を楽しく♪

水面でお友達とお話しするときや、マスクの付け直しも写真中央のように、ライフジャケットやウエットスーツのような浮力があれば楽ちん。 バタバタしなくても、ゆったり水面に浮いていることが出来ます。浮力があれば、サンゴを蹴ることもなく、怪我することもなくなります。 ライフジャケットを着用するのが面倒という方は、ライフジャケットをビート板みたいに利用しましょう。

↓↓ こんなに浅くても水底に影響なし。
パラオ スノーケリングの注意点
パラオ スノーケリングの注意点
パラオ スノーケリングの注意点

スノーケリングの正しい姿勢は水面と水平に♪ 視線も水平に! 真下を見るのではなく、アゴを出して進行方向を見ましょう。マスクが少し水面に出ていると周りも見渡せます。安全のため、常にグループ、お友達、ガイドの位置確認をしましょう。
右下写真はライフジャケットの上に上半身(お腹)を乗せてるだけ。 これとってもオススメです。 お腹は冷えないし、首も半分が水面に出ているので保温効果あり。 泳ぎが得意な方でも長時間水の中にいると冷えて、足がつったりすることもあります。 長く楽しくスノーケリングを楽しむには保温と浮力で体力温存してください。

パラオ スノーケリングの注意点
パラオ スノーケリングの注意点
パラオ スノーケリングの注意点

海辺の生き物たちと・・・優しく接しよう♪

パラオ スノーケリングの注意点
なまこや、ヒトデも生き物です。
長い間触っていたり、握り締めたりしないでくださいね。
観察するために水底から持ちあげ、そのまま水中に放してしまうのを良く見かけます・・・。
同じ場所に優しく戻してあげてください。

そのままの自然を楽しもう♪

パラオ スノーケリングの注意点
写真のお客様は餌付けはしていませんが、日常的に餌付けが行われている場所では、 人が近づくと魚が寄ってきます。 寄って来た魚に噛まれ、怪我をすることもあります。体長5cm以上の魚が寄ってきたら、ゆっくり手を引っ込めてね。定期的な餌付けは水中の環境を大きく変えてしまいます。餌付けはやめましょう。

また、水中の栄養分が過剰になることはサンゴの白化や藻の発生につながります。 サンゴに藻が発生すると大変です。 サンゴを覆った藻は光を遮るとともに、サンゴ表面への海水の循環も妨げます。 適切な水温、海水の循環、太陽の光があることでサンゴたちは元気に生きています。

パラオ スノーケリングの注意点
スノーケリングの注意点!!
・フィンでサンゴを蹴らない。
・ライフジャケットを着用(利用)する。
・観察した後は同じ場所に戻す。
・餌付けはしない。
ロックアイランド・スノーケリングポイント紹介

クラムシティで

シャコガイは褐虫藻を共生させ光合成をすることでエネルギーを作っています。
パラオ ロックアイランドツアー クラムシティ オオシャコガイ
このため動かなくても食べ物に不自由しません。 太陽からエネルギーを作るので、光を食べる貝とも言われています。 (海水を循環させて餌も食べています)
動けないので、環境の影響を受けやすく、サンゴと同じように水温の上昇で 白化現象が起こります。白化が進み光合成により充分なエネルギーが作れないとその個体は死んでしまいます。

パラオ ロックアイランドツアー クラムシティ オオシャコガイ
シャコガイの上を通ると”バフッ!”と貝が閉じるのは、 光を感じるセンサーが外套膜 (表面のひらひらしている部分) のふちにあるからです。
写真の ”ひらひら” の表面にある青い点々が、そのセンサーの役割を担います。
パラオ ロックアイランドツアー クラムシティ オオシャコガイ
シャコガイのバフッというのが面白くて、フィンでつついたり、 折れたサンゴでつついたり、砂をかけてみたりしていませんか? 動けないので、少しの傷でも致命傷になることもあります。
遊び半分で手を入れて取れなくなってしまうことも・・・
貝に実際に触れなくても、外套膜に手をかざすだけで、貝は閉じてくれます。 体感したい方は素潜りを練習しましょう!!

注意点!!
・フィンや砂、折れたサンゴなどで傷つけない、いたずらしない。
・手を入れたりしない!!危険!!

ジェリーフィッシュレイク

パラオ クラゲの湖 ジェリーフィッシュレイク
普段私達が見るクラゲは毒が強く嫌なイメージが強いと思います。 この毒も彼らが生きていく上での自己防御、捕食のために必要なものです。ところが、ここパラオのクラゲたちの毒はとても微弱。 光合成でエネルギーを作り出せること、外敵が少ないことで毒が弱くなったとか。 刺されても気が付かない。そんな状況が、無意識のうちにクラゲを傷つけてしまっています。

パラオ クラゲの湖 ジェリーフィッシュレイク 切れた口腕
クラゲ達はとても傷つきやすい生き物です。
湖では、部分的に白くなったもの、左の写真のように、足(口腕 )がちぎれた個体などを目にします。
これらの被害の殆どは人為的なもので、過剰なバタ足やフィンキックで傷付けてしまったものです。
クラゲが見え出したら、徐々にスローダウン。
フィンキックはとにかくゆっくり少なめに。

パラオ クラゲの湖 ジェリーフィッシュレイク
両手が空いている人はフィンではなく手で水をゆっくりかいて進みましょう。 クラゲに触るのは大丈夫ですが、優しく扱ってください。握ったり、投げないでね♪ ライフジャケット、ウエットスーツなど、浮力があるものを利用して、 フィンキックしなくても楽に浮いていられるようにしてください。 お話も楽々です。

パラオ クラゲの湖 ジェリーフィッシュレイク
写真撮影の際に素潜りをして、クラゲを傷つけてしまうこともあります。
クラゲの群れの中での素潜りはやめましょう。バタバタ・フィンキックしてクラゲを巻き込みながら潜ろうとしている方をよく見かけます。 素潜りしなくても、レンズを上向きにするとキレイな写真が撮れます♪
写真のとり方
私達が彼らの外敵にならないよう気をつけましょう。
ジェリーフィッシュレイクの注意点!!
・フィンでクラゲを傷つけない。素潜りはやめましょう。
・クラゲを守るため、浮力確保のライフジャケットを着用(持参)する。
・触るときには優しく。水面から上に出さない。
・日焼け止め使用禁止(30分以上前に塗る/水質保護)
・グローブの着用は禁止(水中環境の保護)
ジェリーフィッシュレイク・詳細

ミルキーウェイで(泥パック)

パラオ ミルキーウェイ
泥パックで童心に返り、スキンケア!!さらに見た目も面白い!! そんな理由から大人気スポットになったミルキーウェイ。 お持ち帰りを希望する方がいますが、持出し禁止です。 欲しい方は、市販されている石鹸や化粧品を購入しましょう。 昔、持ち帰った方から話を聞いたところ、結局臭くて(硫黄の匂い)使わなかった、 お風呂場で処理に困った等々。良い話はないみたい。

パラオ ミルキーウェイ 泥パック
ミルキーウェイでの注意点!!
・落し物に注意!(落し物をするとほぼ見つかりません!!)
・泥のお持ち帰りは禁止です。
 お土産用の化粧品(左の写真)を購入しましょう!!
ミルキーウェイ・詳細

ビーチ

ビーチといえば、貝殻探し♪ パラオのビーチの美しさに感動された方も多いはず。
これもキレイな砂のおかげです。
パラオはマッシュルームのような形をした島々が多く、ビーチを持つ島は少なめ。
ここ数年、波の侵食によりビーチの砂が流出し、徐々にビーチの面積が小さくなっています。 人が多く上陸しているビーチほど、影響が大きい傾向にあります。
2009年2月には、通称オバQアイランド(椰子の木が3本)の象徴だった椰子が倒れてしまいました。
このキレイなビーチを守るためにも、砂や貝殻、サンゴなどはそのままに♪
ご協力、お願いします。

ガルメアウス島 や ロングビーチの状況

ガルメアウス島、ロングビーチ はツーリストが多く訪れる島。影響を大きく受けています。
ビーチの砂が流出する原因は下記が考えられます。(個人的な見解も含みます)
パラオ・ガルメアウス島
パラオ・ガルメアウス島
パラオ・ガルメアウス島

観光客の方ためのビーチの整備と清掃
景観を保つために、小さな枯葉、椰子の葉などの大きな枯葉、 植物の大きめの実などもゴミと一緒に清掃。 ゴミ以外の自然の物も清掃することで新たな植物がビーチに根を張り、ビーチの砂を押さえることができない状況になっています。

人が多く上陸するため、小さな植物が育たない。
草木の根がしっかり張ってくれていることで、砂が流れるのを防いでくれます。
多くの人が入ってしまうと、砂が踏み固められ小さな植物も生えにくくなってしまいます。
1994年当時はビーチの内側、ベンチがあるところなども草が生えていました。
上の写真、枯れた大木がとても絵になるような感じですが、以前は(2000年)、 この木ももちろん生きていて、この木の周りにもビーチがあり、脇にベンチと看板がありました。 看板、緑色のベンチがおいてある所の木の下も、既に波による侵食が始まっていて、木の根っこ部分が見える状態です。現在この看板は別の場所に移動していますが、波の侵食による根の露出は確認することが出来ます。

ボートの波による影響
ビーチのそばを通過するボートが作る波による影響、ビーチに着岸・離岸するボートによる影響。

ビーチコーミングによる貝殻やサンゴ(死骸)の収集
たとえ、1個でも、100人、1万人の方が持ち帰ったとしたら・・・数年で相当な量になります。
温暖化による影響が大きな原因の1つと考えられていますが、 以上のように、私達が直接かかわっている人為的なものも原因になっていると思います。 些細なことの積み重ねが、大事な自然を失うきっかけになってしまいます。
このキレイなビーチを守るためにも、砂や貝殻、サンゴなどはそのままに♪お願いします。
ロックアイランド・ポイント紹介・ビーチ

ダイビング

ダイビングを安全に楽しく、海にも優しいダイバーになるには、自分自身のスキルアップが一番の近道。 上のレベルのライセンスを取得することも1つの手段ですが、上手なダイバー、マナーのいいダイバーの真似をしてみたり、 イメージトレーニングや、環境のことを考えるのもスキルアップにつながります。 1本1本を大事に潜ってくださいね。

追いかけない・敬意を持って♪

パラオ ダイビング カメ
パラオでは伝統的な行事の際などにカメを食べる習慣があります。 習慣、伝統により適量を捕獲することは悪いことではないと思います。 無駄なく食べ、利用する。そしてこれがパラオの文化だからです。
(今現在では捕獲可能な時期が法で定められています。)


パラオ ダイビング カメ
私達が海にお邪魔した際には、追いかけたり、捕まえたりするのは止めましょう。最近は、じっと観察してくれるダイバーが増え、パラオのガイドマナーも向上したので、 このようなことは殆どありません。
以前は近寄れなかったカメも現在では、こちらからそっと近寄って観察してもカメの方が逃げなくなりました。

パラオ ダイビング
カメと一緒に泳いでいるつもりでも、実は押し出してしまうことがあります。グループの後方の人が見れない!! という状況も。ゆったりした気分で、中性浮力を保ち、観察する、見守るだけにしてくださいね。 より近くで観察できたり、上手に写真が撮れると思います。 カメに限ったことではありません。 群れ、マンタや、かわいらしいフグもそうです。

パラオ ダイビング バラクーダ
フィンキックで水深をキープするため、サンゴを蹴って壊したことはありませんか? 写真を撮るために、サンゴを足でホールドしていませんか? 水中の環境に与えるダメージを少なくし、そして快適に、安全にダイビングを楽しむためにも、 スキルアップは必要です♪
(上のレベルのライセンスを取ることだけがスキルアップではありません。マナーの良いダイバーの真似をしてみましょう)
パラオでダイビング